今までの警察ドラマと異なる「MIU404」に目からウロコ「MIU404」(TBS系 毎週金よる10時〜)第9話「或る一人の死」(8月21日放送)は、まるごとメロンパン号がひどく落書きされている場面から始まった。伊吹(綾野剛)がそれを消しているがなかなか落ちない。恩師・ガマさんこと蒲郡(小日向文世)の犯行を止めることができなかった悔恨がなかなか消えない気持ちと重なって見える。 警察ドラマというと、起こってしまった犯罪の解決――犯人を特定し、動機や方法を解き明かすことが主だったが、「MIU404」はどうしたら犯罪を未然に防ぐことができるか、そこに心を砕いているところが目からウロコ。いつもどこかに希望の光が差し込んで、後味がいいのはそのせいだろう。8話のガマさんはただただ哀しかったけれど。 メロンパン号の掃除に志摩(星野源)が加わり、「止められるかな」「止められるよ」、「間に合う」「間に合う」…