【ニューヨーク時事】米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは14日、同業の21世紀フォックスの映画事業などを負債を含めて約661億ドル(約7兆4400億円)で買収することで合意したと発表した。 人気アニメ「シンプソンズ」をはじめフォックスが持つ豊富なコンテンツを傘下に収め、2018年以降に開始する予定のインターネット動画配信サービスを強化する。 ディズニーが買収するのは、フォックスの映画・テレビ制作部門のほか、娯楽関連のケーブルテレビ網や米国外の放送局。フォックスはニュースを中心とした放送事業などに経営資源を集中させる。 買収は株式交換方式で実施し、株の取得額は約524億ドル。ディズニーはフォックスの抱える約137億ドルの負債も引き受ける。