旧聞に属することかもしれないが、梅田望夫が「日本語が亡びるとき」を絶賛し*1、そのはてなブックマークがプチ炎上したことがあった*2。わたしはベストセラーは読まないし、ましてや小飼弾が絶賛している*3書籍は意地でも読まないので(Debug Hacksの書評ありがとうございます>弾さん)、わたしが何か言うべきものは持っていないのであるが、娘の本棚にそれを発見したので、こっそり読んでみた。(ありがとう>娘) 日本語。 たしかに<話し言葉>としての日本語は残るであろう。<書き言葉>としての日本語さえも残るであろう。だが<叡智を求める人>が真剣に読み書きする<書き言葉>としての日本語はどうか。 <叡智を求める人>が真剣に読み書きする書き言葉としての日本語が危機に瀕していると水村は言う。 普遍語としての英語の優位性は揺るぎないように思う。もはや勝負はついたようにさえわたしには思える。 文学はわからない