iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の治療を行ったと発表し、後でそのほとんどをウソと認めた森口尚史氏(48)が18日夜、都内で行われたトークショーに参加、タレントに転身したことを明かした。 森口氏は「生きていくため。何と言われても構わない」などと開き直り、TM NETWORKの「GET WILD」などを熱唱。関係者は、11月末にタレントとして芸能事務所と契約したとしている。 一連の騒動で森口氏は今年10月、勤務先の東大病院を懲戒解雇された。「山中(伸弥)教授のノーベル賞授賞式までは、おとなしくしてようと決めていた」と周囲に語っていたが、その割にはメディアに頻繁に登場。今月16日夜には都内ライブハウスで「DJ iPS」としてDJデビューもしていた。虚偽発表の責任をとらないままのタレント活動に、批判の声が強まるのは必至だ。