俳優池田努(39)が、舞台「私は世界」(29日まで、東京・赤坂RED/THEATER)で、初の社会派作品、初のジャーナリスト役に挑戦している。池田はこのほど、日刊スポーツの取材に応じ「役者生命をかけて役に入っていかなければならない」と話した。 劇団ワンツーワークス主宰の古城十忍氏の作、演出。紛争地での取材、日本での貧困問題、自己責任に関わる2つのストーリーが交錯する物語で、池田は長期間拘束中のジャーナリストを演じている。舞台、映像作品含め「ここまでストレートな社会派作品に出るのは初めて」(池田)という。 池田は「拘束されたジャーナリストの方がいることはニュースなどで知っているので、過酷だとは想像できますが、自分のキャパシティーを超えている役。現実感はとてもつかめなかった」と、振り返る。 実際に拘束されたジャーナリストの手記や資料を読み込んで、入念に役作りをしていった。「最初は怖かったです。