冷戦時代だった1950年代、女子力の新たなる応用が期待され、米ソでは様々な技術開発が行われていた。その一つが女子力飛行機である。これは文字通り女子力を動力源とする航空機だった。しかし、過剰な女子力を消費するため、ソヴィエトでは過去に幾度もの炉心内の女子ほぼ全員が死亡する事故が起きた。ある事故では、女子力が足りなくなる度に「どなたか!お客様の中に女子力の高い方はいらっしゃいませんか!」と客室乗務員が呼びかけるのだが、最後の頼みの綱だった女子はネイルも完璧で、ヘアケアも仕事もヨガも乗馬も生け花も調理教室も完璧だったにも関わらず、その日は鼻毛が1本わずか数ミリが鼻からはみ出ていたことにより女子力が大幅に低下、墜落したそうである。また、女子力飛行機の墜落した場所には、高濃度の腐女子性廃棄物により汚染され、周囲の生態系に大きな被害が及んだ。生物はみな、「ホモ〜、ガチホモ〜」と謎のうめき声をあげる白い