「働き方改革」という言葉自体は真新しいフレーズですが、その重要テーマの一つとして挙げられている「労働生産性向上」自体は比較的長い歴史があります。 オフィスシーンでは1970年代半ばの業務改善手法の一つとして、OA(オフィス・オートメーション)化が推進され、多くの企業がオフィス業務の情報化・自動化を目標に掲げ始めました。 1980年代には『OA三種の神器』と呼ばれるファクシミリ、複写機、オフコン(オフィス・コンピュータ)、電卓などが急速に普及したことで、オフィスでの文書作成業務は生産性が向上しました。 オフィスシーンにおける最新トレンドでは、AIによる業務支援やRPA導入による繰り返し業務の自動化等が話題となっていますが、1980年代と現在の一人当たりの労働生産性は、オフィスツールの進化とともに向上しているのでしょうか? 日本の労働生産性は実は向上している? 日本生産性本部がまとめた報告書「