子どもと野球の未来のために ○…「この仕事は球団はもちろん、ファンや県民の方々にとっても重要なもの。そのプレッシャーを日増しに感じています」。言葉を選びながら話す語り口に責任の重さが感じられる。横浜DeNAベイスターズが昨年末に一般公募した「社長室兼地域貢献室室長」に、千人を超える応募の中から選ばれた。応募のきっかけは「直感。募集広告を見て”ビビッ”ときました」と爽やかな笑顔を見せる。 ○…一橋大学を卒業後、ソニー株式会社に入社。その後、世界的なコンサルティング会社に転職し、事業戦略やマーケティングで数々の大きなプロジェクトに関わってきた。就任から2カ月余の6月7日には今年度の方針を発表。試合に招待したり、幼稚園訪問や野球教室を開催することで、県内の子どもたちと野球の未来に貢献しながら、将来の球団ファンの拡大も狙う。「性格的に足を使って現場を見て回る仕事が自分には合っている。直接ファンや県