それは、とある東欧の小国の内戦での出来事。 某多国籍企業の援助を受けて無理矢理独立した“共和国”の空軍に対抗すべく、“公国”は傭兵部隊“エリア88”を結成。 世界中から集められた腕っこきの傭兵部隊は、脆弱な“公国”の空軍に代わって、紺碧の大空へと舞い上がったのである! というわけで、大昔に遊んでおりましたGURPSの空戦キャンペーンのお話。GURPSの醍醐味はこの手の派手でヒロイックな展開にございます。 まあ要するにエースコンバットをやろう、という企画でして。 これは、そんなある日の物語。 あたくしのところに先輩*1がやってまいりました。 「小太刀、データ化してほしい機体があるんだが」 「はいはい。でも、メジャーどころはだいたいデータ化してありますよ」 「実際に存在しないからさすがにこれはないやろ」 「あ、架空機ですか。エースコンバットのノスフェラトゥとかあのへんで?」 「いや、そんなハイ