ブックマーク / ururundo.hatenablog.com (9)

  • 黒すぐりの実 - ururundoの雑記帳

    黒すぐりの実 去年のいつだったか 黒すぐりの枝をチョキチョキと切った。 葉っぱも 花も 実も寂しいのが気になったから。 そのお陰か 今年は葉の色も美しく ふさふさと波打つような姿になった。 小さな花から 黒い実が沢山付いた。 久しぶりに 両手のひらにいっぱいの実をとった。 木の鉢に入れ テーブルの上に置き完熟を待とう。 そして 白い琺瑯のミルクパンで 砂糖を沢山加えて炊こう。 丁寧にアクを取り 煮詰めて照りが出たら火を止め 熱いうちに 白い陶の蓋物に入れ こんがりと焼き バターを塗ったパンの上に たっぷりと 黒すぐりのジャムを 載せているシーンを思い浮かべる。 窓から朝の光がさし テーブルの上のカップから ミルク紅茶の湯気が ふんわりと立ち上る。 そんな事も。

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    genta-san 2024/06/19
  • 子鹿と 春が来た? - ururundoの雑記帳

    29日 夕方 最近 夜になると 「小屋」の周りに子鹿が現れる。 北側の窓から 外を見ると まだ 生まれて間もない小鹿が 街灯のLEDに照らされて 懸命に無心に 地面に顔を近づけて 何かをべているのが見えた。 私は思う。 「あの鹿だな・・・ 「小屋」の周りの花芽をべるのは」 クリスマスローズ アメリカンワイルドフラワー そして 毎年増え続けるミヤコワスレの芽を すっかりべられたのは多分昨晩。 可愛い顔をして むしゃむしゃとべたんだろうな。 買物に行く途中に通る 川沿いのキャンプ場の上に 雲が軽やかに浮かび 大きく広がる空が美しかった。 道路のそばのデジタル温度計では12度。 ダウンのジャケットを着ていたので 車の窓を開けても寒くはない。 このまま春が続けばいい。

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    genta-san 2024/03/31
  • 15日の事 - ururundoの雑記帳

    一度生けて枯れた花を ストーブのそばに吊るした。 カリカリに乾いた地味な菊は 鮮やかな別の色になり 無地の花器に挿すと 花のない今の季節の彩りだ。 ドライフラワーになったのか?どうか?と 花びらを指で触り確かめた。 昨日今日 季節は後退し 蒸し暑い空気が続いた。 友達にもらったエジプトのコーヒー豆を プラスチックの蓋が欠けた フィリップスのミルで挽いた。 「小屋」の中に コーヒーの香りが満ち 軽い苦味の美味しい味がした。 月曜からのぎっくり腰が 良くなった気がする。 ロキソニンテープだの ロキソニン錠だの カイロだの。 今日で それともおさらばだ。 明日から 天気が変わるとニュースが伝える。 雪が降るそうだ。

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    genta-san 2023/12/17
  • 恒例 芋煮会の日 - ururundoの雑記帳

    今日は恒例の芋煮会。 毎年 7、8人集まるが 今年は5人で開催した。 この時だけ登場するダッチオーブンも 錆を落とし焚き火の上に。 特別なご馳走はないが この土地の小芋と大根も使い芋煮 卵焼き 大根と大根葉の甘酢和え この土地の美味しい米のご飯。 チェリーのヨーグルトケーキも。 あ そうだ。 朝 表で私が小芋の皮をむいている時 向かいの山から キツツキが木を叩く音がした。 数日前から 聞こえていたその音は 今日はよほど調子がいいらしい こんこんとリズミカルに響いてくる。 この辺りに棲んでいるキツツキは 羽が緑のアオゲラ。 滅多に姿を見せないが 時たまいい音を響かせる。 友達が帰ったのが 暗くなってから。 暗闇の道路に赤いテールランプがこころに残る。 見上げれば 満月に近くなった白い月が 冴え冴えと光り 少し離れた空に輝く大きな星は 木星だと調べて知った。

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    genta-san 2023/11/24
  • 京都に行く予定だった - ururundoの雑記帳

    1月11日 午後4時 今日は京都の友達の家に行く予定だった。 朝9時ごろ 友達から電話があった。 友達の家は京都市北区。 外の階段も 水溜りも凍っている だから 私の住んでいる所から出て来るのは危険だと。 スリップ事故を経験している私はOK!と従った。 昼ごはんをべる頃から 雲一つない空が広がった。 夕方 トミコさんにパンを届けた。 ホームベーカリーで焼いた普通のパンを トミコさんはとても喜んでくれる。 バシッと断り上手のトミコさんが 催促するほど好きなうちのパン。 留守だったのでポストに入れた帰った。 その時に見た 夕方の風景 山の裾に流れる白い靄と静寂。 それが 今日の写真だ。

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    genta-san 2023/01/12
  • 琵琶湖北西部 マキノ - ururundoの雑記帳

    琵琶湖 北西 マキノ 12月9日 琵琶湖の北西部は 何回来ても 車から降り 砂浜を歩き そして その美しさを写真に撮りたくなる。 快晴の空はうっすらと靄がかかり 小さな竹生島の後ろは 伊吹山。 風の吹かない湖面は 穏やかだ。 車に小さなパイプ椅子を積んでおき 「いいなあ」と思う風景の中で 椅子に座り しばらく眺めていたい。 車に乗っての外出では いつも私は 帰宅を急いでしまう。 道路脇の琵琶湖の内湖の カイツブリの群れが湖面に浮かぶ 冬の清廉な風景も好きだ。

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    genta-san 2022/12/11
  • 今日はこんな日 - ururundoの雑記帳

    ブルーベリーとマーマレードのクッキー シルバーグレーの軽バンが止まった。 京都の家と 実家の山奥の村とを行き来している 80代のネイティブ男性だ。 外の椅子に座って夫と話を始め 私は ほうじ茶とクッキーを出した。 1時間程の話が終わり 明るい青空の下 銀色の軽バンは 奥の集落に向けて ゆっくりと走り去った。 心臓にペースメーカーを入れてから 復活した Sさん。 元気だ。 じっと目を凝らさないと 見過ごしてしまう 赤い小さな花の群れは 水引草。 細い茎に ごま粒みたいな花が並ぶ。 日の入り前の 夕焼け空。 淡いピンクに染まった雲が 頭上に広がる。 数日後に 台風が来るのが嘘のようだ。

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    genta-san 2022/09/17
  • 飛行機雲 シャワーのような雨 - ururundoの雑記帳

    アメリカンワイルドフラワー 夕方の見上げた空に なんと久しぶりの飛行機雲。 以前は 毎日何回も東の空から西の空へ 真っ直ぐな飛行機の軌跡 飛行機雲を 見上げたものだ。 最近 メルカリに出品しているが2冊。 続けて売れた。 「リリアン・ヘルマン自伝:未完の女」 「アメリカ日記 藤原新也著」 表紙に「焼け」のある 古い。 購入者のお二方にお礼を。 シャワーのような雨が 断続的に降る。 細い茎の草花が 土に倒れ 濡れた木々の枝と葉が重くしなる。 そして 今日も アカショウビンは ご機嫌で 川向こうの山の中から いい声を響かせている。

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    genta-san 2022/06/24
  • BT 美術手帖とメルカリ - ururundoの雑記帳

    私が「美術手帖」を読み始めて 半世紀以上になる。 池田満寿夫の連載の文章が面白くて それを読むために買っていた。 その後 単行になったのも買った。 それ以降 買ったり買わなかったり 連続して買ったり。 いつの間にか アートを目指す人の HOW TOになった時に 読むのをやめた。 引越しの時に処分したが まだ残していた分を メルカリに出品し始めた。 リサイクルで裁断されて終わるのは忍びない。 「経年劣化 しみ 汚れ すれ」のある雑誌を 買う人がいるのだろうか。 買って下さった方には 心からの感謝だ。 残りの23冊 どこの町や村に届くのか? この山奥に引っ越して以来 今は図書館で定期購読している。 住んでいる市の図書館で 美術手帖を読んでいるのは 私とあと一人、どこかの誰かさんらしい。

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    genta-san 2022/05/19
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