なぜ「デザイン経営」が脚光を浴びるのか スティーブ・ジョブズが活躍して以降、「デザイン経営」という言葉をたびたび聞くこととなった。ジョブズはジョナサン・アイブという英国生まれのデザイナーを副社長に据えて、iMacからiPodに至るまで様々な製品を世に送り出した。UI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)というモノ・コト全体を“デザイン”した彼らの業績は、広く世界に認知された。 デザイン経営とはこのように、時にデザイナーとタッグを組んで「デザイン」を経営の活性剤として機能させる経営手法のことだ。この場合のデザインとはもちろん色や形のことではない。簡単にいえば、企業のポジションを確立してブランドをつくり、「心理的価値を生み出すこと」である。 ではなぜ、いま「デザイン経営」が脚光を浴びているのだろうか。その理由はいくつかあるが、まず第一に考えられるのは、我々消費者が重視す
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