近年、アメリカなどで増えているゲーテッド・コミュニティは、日本では、富裕層が集まって住む地域をフェンスなどで囲い、社会と隔絶したコミュニティと批判的に捉えられがちです。しかし、むしろ、これからの日本社会に必要なエリア・マネジメントのスタイルのひとつであるというのです。ゲーテッド・コミュニティの本質とは何なのか、そして、そこにはどんな可能性があるのでしょう。 ゲーテッド・コミュニティを欲しているのは富裕層ではなく中間層 「ゲーテッド・コミュニティ」のイメージ ゲーテッド・コミュニティとは、300とか500、場合によっては1000ほどの住宅のある地域を外部からアクセスできないようにフェンスなどで囲み、ゲートで、このコミュニティの居住者および、居住者から許された人しか出入りできないように制限する仕組みのコミュニティを指します。アメリカに多くありますが、中国、フィリピン、あるいは中南米などでも増え
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