先週,初めて高速道路でETCを利用した。「ドキドキ」,いや「ヒヤヒヤ」した。「開閉バーが開かなかったら」と不安があったからである。ETCは,高速道路などの利便性向上や料金所の渋滞緩和を目的として,国土交通省主導で導入した自動料金支払いシステム。ETCナシでは,高速道路の料金所のゲート通過が怖くなってきたため,利用し始めたのだが。ETCは恐怖の通信システムというのを実感した。 本来のメリットは感じなかったが ETCは,この春,自動車の買い換えのときに購入,設置した。筆者は,ETCを使う機会が年間数回のウィークエンド・ドライバーである。「料金の割引がある」「料金所をスムーズに通れる」と言われても魅力は少なく,ETC自体の必要性は感じていなかった。しかし,進んでETCの導入を決めた。 必要でないのになぜ導入したかというと,ETCナシではゲート周辺が怖くなってきたからだ。この“怖い”は冒頭の「バー