通信制の私立N高等学校(沖縄県うるま市)で、休日に働いた教員が代休を取得できず、割増賃金も適切に支払われていなかったとして、亀戸労働基準監督署(東京)が学校側に是正勧告していたことが11日、分かった。教員2人が加入する労働組合が同日、都内で記者会見し明らかにした。 運営する学校法人「角川ドワンゴ学園」は取材に「代休消化について見解の相違があった。労基署の指摘を受け、今後は改善する」と説明した。 労組「私学教員ユニオン」によると、2人が所属する都内の勤務地では、多い場合で教員1人当たり約150人の生徒の担任をした。