「20世紀少年」もそうだけど、セットとかめちゃめちゃ凝ってる(戦前の雰囲気を残したまま高層ビル化した帝都はかっこよかったなー、ナチ風の警察もいかしてた。つーか「252 生存者あり」の冒頭とかもそうだけど、どことなく押井守っぽい雰囲気が最近の邦画に多い気がします)から、ものすごーく金がかかってると思うんですよ。つまり、大人がいっぱい集まって企画を立ててお金を集めてあーしたりこーしたりいろいろして、いろんな人の汗が流れて、大作(だと思うんだけど)映画が生まれてくるんだと思うんですよ。で、これ?っていう。世の中って不思議だし不条理だよなあと実感します。そういう意味ではすでに意義がある映画ですよ…。(おんなじこと何回も書いてるけど毎回実感してるんだよ!)ものすごく人間描写が陳腐だとか、テーマが浅薄すぎるとか(格差社会がどうのこうのとかふっといて何の解決も提示しねーんだもん。せいぜい好意的に解釈する