来年5月の大阪駅全面開業まで約半年に迫った。かつて経験したことのない規模の百貨店・専門店街がオープンする。ノースゲートビルに開業するJR大阪三越伊勢丹にルクア。大丸梅田店も増床オープンで迎え撃つ。阪急梅田本店の全面開業はさらに一年ずれ込み、平成24年のオープンを予定しているが、神戸にとって逆風が一層強くなる。 大阪駅改良プロジェクトというきっかけがあったにしろ、ここにきて、大阪企業の大阪回帰が鮮明になった。とくに百貨店業態の大阪都心店舗は全面戦争の様相である。 阪急梅田、大丸梅田、高島屋難波、近鉄阿部野といったターミナルデパートのすべての店舗が大増床に向けて動くことになった。 一方、近畿に限っても京都、神戸ではデパートの撤退が相次いでいる。京都では近鉄京都店の閉鎖、売却に続いて、今年は四条河原町阪急の閉鎖撤退があった。神戸でもハーバーランドの神戸西武の閉店に続いて、神戸阪急の不振が伝えられ