世界遺産の「古代都市アレッポ」戦闘で焼失【カイロ鈴木眞吉】シリア北部の主要都市アレッポにある世界遺産「古代都市アレッポ」で、２９日から３０日にかけて行われた政府軍と反体制派の戦闘で火災が発生、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、歴史的な店舗の大半の数百件が焼失した。 長引くシリアの内戦が同国の貴重な文化遺産を破壊、世界的な歴史遺産の損失を招いたことになる。当地は、中世の雰囲気を残す名所として観光地の目玉の一つだった。 焼失の責任を巡り、政府軍と反体制派の双方が非難し合っているという。 反体制派組織「シリア調整委員会」によると、２８日は双方の戦闘で少なくとも４１人が死亡、２９日にはアレッポで少なくとも２７人が死亡している。全土では１２０人が死亡した。 2012/10/1 0:09
