パルミラ(英語: Palmyra; [ˌpælˈmaɪrə]、フランス語: Palmyre〈パルミール[1]〉)は、シリア・アラブ共和国中部のホムス(ヒムス、ヒムシュ)県タドモル(英語版)[注 1](アラビア語: [7]تدمر, ラテン文字転写: TDMR[1]、Tadmor, Tadmur, Tudmur[8])にある都市遺跡。シルクロードの隊商都市(英語版)として発展したシリアを代表する遺跡の1つである。パルミラは、アレクサンドロス3世の東征の後に[9]、ギリシア人がパルミュラと称したことによる[10]。1980年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(文化遺産)に登録され[11]、21世紀初頭までローマ様式の建造物など多数が残っていたが、シリア内戦の治安の悪化により、2013年に危機遺産とされ[12]、2015年から2017年にISIL (IS) による破