ここ数十年間、ファンディ湾に潮力発電を建設する計画が進められた。主な内容は、湾内の小さな入り江を堰で仕切り、そこを通る水の力を発電に利用するというものである。 こうした設備のうち、現在唯一稼働中であるアナポリス・ロイヤル発電所(英語版)(Annapolis Royal Generating Station)がノバスコシア州アナポリス・ロイヤルを流れるアナポリス川(英語版)(Annapolis River)に堰と18メガワットの発電所を有しているが、これ以上の規模の計画は環境問題を含むさまざまな要因により進んでいない。 ファンディ湾は、約1億9千万年前に超大陸パンゲアが分裂し始めた頃に形成された地溝(リフト・バレー)である。リフト(rift)が北アメリカ大陸から分かれ始めるにつれて火山活動が起こり、火山や洪水玄武岩を形成した。この洪水玄武岩は、ノバスコシア州南部の大部分において、いたるところ