うみへび座(うみへびざ、ラテン語: Hydra)は、現代の88星座の1つで、プトレマイオスの48星座の1つ[2]。約1303平方度と、現代の88星座で最も大きな領域を持つ[5]。ミズヘビをモチーフとしている[1][2]。21世紀現在は英雄ヘーラクレースが退治した怪物ヒュドラーがモデルであると紹介されることが多いが、古代ギリシャ・ローマ期の文献ではアポローンと下僕のカラスにまつわる伝承に登場するミズヘビと結び付けられていた[8]。 大きな星座だが明るく見える星は2等星のα星アルファルドだけで、あとは3等星以下の暗い星ばかりである。領域内には3つのメシエ天体があるほか、木星状星雲の通称で知られる惑星状星雲がある。2017年8月17日に史上初めて検出された連星中性子星合体に伴う重力波GW170817 は、この星座にあるレンズ状銀河NGC 4993 で生じたものであったとされる[9]。 うみへび座