秋の行楽はバスに乗ってサイクリング。神奈川中央交通(神奈川県平塚市)は27日から、小田急小田原線の本厚木駅(同県厚木市)〜宮ケ瀬(同県清川村)間の路線で、バスの前面部分に自転車を2台積むことができる「自転車ラックバス」の試験運行を始める。 この路線では同バスを3台導入し、12月26日まで平日は14便、休日は17便を試験的に運行。観光地の宮ケ瀬湖周辺に乗り入れる路線での利用状況の調査や乗客へのアンケート調査で、正式導入を検討する。試験運行期間中は自転車の運搬料は無料。自転車の積み降ろしは乗客が行う。 同社はすでに同県内ではJR茅ケ崎駅〜辻堂駅の路線の一部で同バスを運行しており、主に買い物客らに利用されているという。 同社の広報担当者は、「バスで自転車を運んで宮ケ瀬湖周辺でサイクリングを楽しむなど、観光で利用してほしい」と話している。