ホソエガサは、本州中部以南に分布しています。海外では、オーストラリア、フィリピン、ポリネシアなど暖かい地方の沿岸に広く分布が確認されています。本種は、貝殻の上に生育し、波の穏やかな内湾の砂地で見ることができます(写真左)。京都府では、海洋センターのある栗田半島機崎(はたさき)でのみ生育を確認しています。しかし、もっと調査を行えば、ほかの場所でもホソエガサを発見できるかもしれません。ホソエガサが比較的多く分布している能登半島では、海草のウミヒルモが生育している場所でよく見られるそうです。あとで述べるようにホソエガサは絶滅が危惧される種なので、分布域を確認することは重要なことです。 ホソエガサは、全長3cmほどの小型の海藻で傘を開いたような形が特徴的です(写真右)。ホソエガサを含むカサノリ類を食用などで利用することはありませんが、細胞遺伝学の実験材料としてよく使われています。これは、カサノリ類
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