日録と重複部分あり 早朝、『茶の湯裏千家 点前を楽しむ』(第2巻、NHK趣味悠々)というテレビのDVDを見ている。第2巻のはじめは、初炭手前。炭を並べるというもともとは裏で行ってきた所作をパフォーマンスとして、千利休が58歳のときに考えついたものだという。パフォーマンスアート、もちろん、そのもとは、インスタレーションアートである。炭を並べ、点火して火がおこり、お香が香る。 茶道や書道、華道を生活文化として分類することにとても強い違和感があって、これをみてもその感を強めるのだが、西洋的芸術観からすると、これが、芸術文化とはいえない、ということなのだろう。でも、私からみると、かなりシュールな無意味さ、不条理さが溢れていて、こんなにへんてこな文化をアーツといわないではいられない。とりわけ、観客の参画性、教養を試されるところは、かなり怖い参加型アーツでもある。 これは、アールブリュットとも関係する