無料通信アプリを運営するLINEが格安スマホへの参入を発表しました。大手通信会社の高いシェアを切り崩そうと異業種の相次ぐ参入で、すでに激しさを増す格安スマホの競争。利用者6200万人を抱えるLINEが打ち出した料金プランは、競争の構図に変化をもたらすかもしれません。LINEモバイルの嘉戸彩乃社長に聞きました。(経済部 木下健) LINEは9月5日に都内で記者会見し、格安スマホへの参入を発表しました。打ち出した料金プランは、みずからの強みを最大限生かそうという明確な戦略に基づくものでした。 まずは、価格。 月額の料金は、電話はできない最も安いもので500円 です。月々のデータ通信料は1ギガ(ひと月にメールの送受信だけで約2000通、動画の連続視聴で約4時間)に制限されますが、LINEのアプリを使ってメッセージのやり取りと音声による通話を行う際のデータ通信料については上限を設けず無料としまし