シリアとイラクで支配を続けるイスラム過激派組織「イスラム国」は、子どもを誘拐するなどして過激な思想を教え込んでいることが分かり、子どもの心身に深刻な影響が出るおそれがあると懸念されています。 イスラム過激派組織「イスラム国」は、アメリカ軍などによる空爆を受けていますが、勢力は衰えず、シリアとイラクの北部を中心に独自の行政組織を設置するなど支配を続けています。 「イスラム国」の支配地域から隣国トルコに逃れてきた複数のシリア人に先月NHKが直接話を聞いたところ、「イスラム国」はこうした地域で、これまでの世俗的な学校教育を全面的に禁止したうえで、子どもたちにイスラム法の極端な解釈に基づく過激な思想教育を実施していることが分かってきました。 ことし5月には、シリア北部で少数民族のクルド人の子どもおよそ150人を誘拐して4か月以上にわたって監禁し、反抗する住民や拘束した政府軍の兵士を処刑する映像を繰
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