沖縄のアメリカ軍普天間基地の輸送機オスプレイが去年、オーストラリア沖で着艦しようとした際に墜落した事故について、アメリカ軍は、機体からの強い吹き下ろしの風が船に当たって気流が乱れ、揚力を失ったことが原因だと断定したことがわかりました。自衛隊もオスプレイを今年度から導入する予定で、専門家は日本も事故を教訓とする必要があると指摘しています。 NHKはアメリカ軍への情報公開請求を通じて、軍が事故についてまとめた調査報告書を入手しました。 それによりますと、オスプレイは当時、兵士ら26人を乗せて長崎県の佐世保基地に所属する揚陸艦「グリーンベイ」に向かっていましたが、揚陸艦に近づいたところで、突然、揚力を失って急降下し、プロペラが甲板に接触したあと、海に墜落しました。 報告書は、原因について、オスプレイから発生した強い吹き降ろしの風が揚陸艦の右側の側面にぶつかったことで、想定外に気流が乱れて片方のプ