【香港共同】香港・九竜地区で18日早朝、デモ隊が占拠していた香港理工大に警官隊が突入した。地元メディアが報じた。警察は襲撃をやめなければ実弾を使用すると警告。デモ隊は一時、弓矢や火炎瓶を使い抵抗、キャンパス内に火の手が上がった。その後、警察の求めに応じ構内にいた人々が出口から退避を始めた。衝突で24人が負傷し、うち4人が重傷。構内に少なくとも500人が残っているという。 警察当局は香港中文大と理工大を「暴徒」の拠点と名指しで批判しており、デモ制圧のため狙い撃ちにした。しかしデモが収束する見通しはなく、小中高校などの全校休校は18日も継続された。