前回のエピソード:「これ、パパにくれた!」言い間違いは指摘せず、正しく言い換える。発達障害の息子への伝え方 by アマミモヨリ 2歳をすぎても言葉はなかなか増えず、発達支援センターに面談に行くことにしました。このときも発達障がいの可能性には全く気づいておらず、むしろ「2才の子はこういうものですよ」と軽くあしらわれたら恥ずかしいなと思っていました。 発達支援センターのプレイルームにはボールプールなど魅力的なオモチャが揃っていました。片隅に置かれたテーブルでわたしは保健師さんに成育過程を話し、ヒルマは心理士さんと遊びながら発達検査を受けました。ところがヒルマは相変わらずマイペースに動き回り、発達検査を最後まで受けることが出来ませんでした。 「子どもは大人の言うことを聞かず、自分勝手なように見えますが──」と、発達検査を担当した心理士さんが言いました。「たとえば好きなおもちゃで遊んでいるときに大