新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東京都の感染状況を分析・評価する専門家は、医療提供体制の警戒レベルを引き上げて最も深刻なレベルとしました。医療提供体制が最も深刻なレベルとなるのは、およそ3か月前の9月中旬以来です。 都は22日、都内での新型コロナの感染状況と医療提供体制について、専門家によるモニタリング項目の分析結果を公表しました。 それによりますと、病床使用率は、21日時点で51.9%となり、今月14日以降、50%を上回る日が続いています。 これについて、都の感染状況を分析・評価する専門家は「入院患者数は高い水準で推移し、重症患者数も大きく増加した」と分析しました。 そのうえで、医療従事者の感染者や、一般の救急患者が増えていることも踏まえ、「医療提供体制がひっ迫し始めている」などとして、医療提供体制について、4段階ある警戒レベルを1段引き上げ最も深刻なレベルとしました。 医療提供体