ドイツの格安航空会社(LCC)が運航する中型旅客機が2015年3月24日、フランス南東部の山岳地帯に墜落した。日本人2人を含む乗員乗客150人が乗っていたとみられるが、現地報道などによると、生存は絶望視されている。 事故を起こしたのはドイツ最大の航空会社、ルフトハンザ航空系の格安航空会社(LCC)「ジャーマンウィングス」が運航するスペイン・バルセロナ発ドイツ・デュッセルドルフ行き4U9525便。墜落した機体は仏エアバス社のA320型機と呼ばれる機種で、LCCが好んで採用する機種でもある。A320は安全性が高いとされてきたが、なぜ悲劇は起きたのか。 「フライトレーダー24」では事故機のルートや高度を見ることができる。画面下半分の青線が高度、赤線が速度の推移。急降下する際に速度があまり変化していないことが分かる 操縦桿が姿を消して車のギアのような「サイドスティック」に A320は1988年に初