新型コロナウイルスによる肺炎について当局の公表前に警鐘を鳴らした中国湖北省武漢市の女性医師の艾芬さんが、地元当局による「口封じ」を中国誌「人物」に証言した。記事は10日にインターネットに公開後、すぐに当局に削除されたがSNSなどで転載され続け、「言論の自由」を求める声が改めて高まっている。 記事によると、艾さんは昨年12月30日、原因不明の肺炎患者のウイルス検査報告を医師らのSNSのチャットグループに投稿した。早期に警鐘を鳴らして英雄視され、2月に新型肺炎で死去した李文亮医師は艾さんの同僚で、艾さんの投稿を転載して武漢の公安当局から訓戒処分を受けた。 救急部門責任者の艾さんは処分は受けなかったが、投稿当夜、勤務先の病院経由で市当局から「パニックを避けるため、原因不明の肺炎の情報を外部に公表してはならない」と通知された。その後、病院幹部に「デマを流した」と責められ、今後は一切口外しないよう厳
【パリ=三井美奈】スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(17)に対抗し、「気候現実派」を名乗るドイツ人女性(19)が登場した。米大統領選を前に、保守系シンクタンクを通じて「気候変動で世界は終わらない」と発信している。 この女性は、独ミュンヘンに在住するナオミ・ザイプトさん。今月半ば、米イリノイ州の「ハートランド研究所」に加わり、「広告塔」として動画に登場。グレタさんの環境破壊の警告は過剰だと批判し、「大勢の若者がパニックを起こしている。彼らを怖がらせるのではなく、環境の現実的な見方が必要」などと主張し、米欧メディアの注目を集める。米紙ワシントン・ポストは「気候問題への疑念を示すため、トランプ派が雇った」、独誌シュピーゲルは「気候変動の懐疑派が、欧州で世論作りに乗り出した」と評した。 ザイプトさんは高校を卒業し昨年、ユーチューバーに転身。メルケル独首相の寛容な移民受け入れ策などを
千葉県は、これまでに県内で新型コロナウイルスに感染した人のうち3人が、市川市の同じスポーツクラブを利用していたと発表した。このクラブを利用した約600人について、今後、健康観察などを行っていくという。 千葉県などによると、これまでに県内で感染が確認されていた10人のうち、50代と60代と70代の女性3人が市川市の同じスポーツクラブを利用していたという。 3人はそれぞれ今月の15日、16日、18日にスポーツクラブを利用していたという。 県は、感染した人と同じ時間帯に施設を利用するなどした約600人を濃厚接触者として、今後、健康観察などを行っていくとしている。 施設は全館消毒を行い、来月3日まで臨時休館するという。
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