相手が猫だけに、撮影時の苦労は多々あったようだ。「約束の時間に行っても猫が外出中」「2時間待っても棚の上から降りてこない」「どこかに隠れて出てこない」うえに、いざ撮影となっても犬のように「待て」ができない……。モデルではない、飼い猫ならではの秘話も書かれており、猫好きにはたまらない1冊となっている。価格は1000円(画像クリックで拡大) 街中の店舗で飼われている猫を集めた本『吾輩は看板猫である』(文藝春秋)がじわじわと売れている。 もともとは2010年3月に発行されたムック本「CREA Due Cat(No.3)」の「街の『看板ネコ』を探して」という4ページ特集。これがとても好評だったことから、企画から執筆まで担当していた梅津有希子氏と、編集担当の文藝春秋の樋口歩氏が動いた。震災直前の3月10日発売ながら、初版の8000部から版を重ね、4月末時点で1万5000部を発行。売れている理由につい