博物館に展示されるホンダの歩行支援装置。サドルのような部分に腰をかけ、備え付けの靴をはく。足の負担を減らせる=畑間香織氏撮影 【ニューヨーク=山川一基】ホンダの人型ロボット「ASIMO(アシモ)」の技術を応用した歩行支援装置が、ニューヨークにあるクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館に展示されることになった。「人間の健康に貢献するデザイン」と認定されたためだ。 装置は、ASIMOが二足でバランスをとる技術を応用。装着すると、柔らかいいすに座っているように感じ、足への負担が減る。工場での作業や外科手術など、長時間立って仕事をする人に適しているという。階段の上り下りなども楽にできるため、坂の多い観光地でも活用が期待されている。ホンダは自社工場内で試験的に使っており、数年以内の商品化を検討している。 同博物館は来年1月9日まで、建築や健康機器など優れたデザインの工業製品を集めた展覧会を開