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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (12)

  • 活字中毒R。

    『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民になったのか?』(安西洋之、中林鉄太郎共著:日経BP社)より。 【フィンランド発のチャットコミュニティ「Habbo Hotel(ハボホテル)」は、架空のホテルを舞台にチャットやゲームができる人気サイトだ。これがフィンランド国外に進出した時、ブラジルオフィスからクレームがついた。なぜか? ウェブサイトにあるホテルは、もともと人気の少ない海岸沿いにポツンと建物があった。フィンランドでは静かなホテルが好まれる。ところが、これがブラジルでは「人気がなく、寂しい、犯罪でも起きそうで怖い」となってしまった。 「人影もない場所なんて、恐ろしくて行けるか!」という価値観は、のんびりとしたバカンスを好むフィンランド人からすると驚きだった。そこで、ブラジル向けには、海岸に寝そべる人がいて、ホテルの周囲には並木を配し、庭の噴水からは威勢よく水が飛び出し、建物の壁面も装飾的に

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    giffie11 2011/09/06
  • 『バーチャファイター』が、『プレイステーション』を救った! - 活字中毒R。

    「証言。『革命』はこうして始まった」(赤川良二著・エンターブレイン)より。 (『プレイステーション』の立ち上げに関わった人たちから、当時の「証言」を集めたの一部です。当時SONYの主要開発者のひとりであった、岡伸一さんへのインタビューの一部です) 【岡伸一:ナムコさんに限らず、当時はアーケードゲームでも3Dポリゴンのゲームは『リッジレーサー』や『バーチャレーシング』といった、人物があまり出てこないものしかなかったから、「家庭用ゲーム機ですごい3Dの機能があっても、意味がないのでは」という意見が大勢を占めていたと記憶しています。 赤川良二:それは意外ですね。 岡:いざゲームを3Dにしなければいけないとなったとき、ゲームのディレクターとかプログラマーは、それまでなかったものだから、実際は困っちゃうわけですよ。それで、あまりに3Dに否定的なので、3Dができるハードなんだけど、少し仕組みを

  • 活字中毒R。:志村けん「お客さんが予想した通りのことをやってるだけ」

    『週刊現代Special(8月4日増刊号)』の「各界トップランナー30人が語った、いまこそ胸に刻みたい一流の言葉」より。 【「お客さんが予想した通りのことをやってるだけ。それはお客さんが優位に立つってことだからね。 ……そうするとお客さんは喜ぶわけよ。 でも、誤解されがちだけど、そういうベタな笑いのほうが腕がいるんだよ」 ――志村けん(コメディアン)】 〜〜〜〜〜〜〜 志村けんさんの「笑い」についての言葉。 もちろん、志村さんは自分の笑いが「ベタ」であることを知っているとは思っていたのですが、ここまで戦略的に「お客さんの予想通りのことをやろうとしている」のですね。 そう言われてみれば、僕も、志村さんのコントを観て、「ああ、またこのパターンか!マンネリだなあ」と内心バカにすることもあったのですが、お客さんのそういう反応もまた、志村さんにとっては「計算通り」だったわけです。 「お客さんの予想を

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    giffie11 2011/08/23
  • 活字中毒R。

    『神様のサービス』(小宮一慶著・幻冬舎新書)より。 【家族で、ファミリーレストランに事をしに行ったときの話です。 そのファミレスのある場所は、私がこの近くに引っ越してきてから18年の間にお店の名前が4回変わっています。あまり長続きしないお店が多いのは、駅から離れ、住宅地の片側一車線の道路沿いにあるなど立地があまり良くないことが原因のひとつだと思います。また、これまでの3つのお店も、週末は近所からや車で来る家族連れで混雑しても、平日の夜に集客できないことがネックになっていました。 しかし、現在営業している4店舗目のこのファミレスは、平日どころか週末もさほど混んでいる気配がありません。どうしてかな? と最初は思っていましたが、理由はほどなく分かりました。接遇が悪いからです。 例えば、こんなこともありました。私たち家族が事をしていたら、新しいお客さまが来店されました。お客さまは若いご夫婦で、

  • 活字中毒R。「障害を持ってたら、TVアニメのヒロインになる権利もないんですか?」

    『レインツリーの国』(有川浩著・新潮文庫)に収録されている、山弘さんの「解説」より。 【『図書館戦争』は架空の話ではありません。それはげんに今、現実のこの日で起きていることなのです。 現実が『図書館戦争』の世界と違うのは、「禁止語」を取り締まっているのがメディア良化委員会という架空の組織ではなく、マスメディア自身ということです。1970年代、一部の人権団体がちょっとした表現にも過激に抗議してきた時期があり、それに対応するために出版社や放送局が自主規制を開始したのです。今ではほとんどの大手出版社、放送局、新聞社に、自主規制語(禁止語)のリストがあります。作家がそれらの言葉を使うと注意され、書き換えや削除を要求されます。 無論、それが当に差別をなくすのに役立つなら、自主規制もやむをえないでしょう。しかし、現実はまったく逆です。 最大の問題は、自主規制の対象が、文章の内容が差別的かどうかで

  • 活字中毒R。「あなたの才能は親が心配するようなことにあるかもしれない」

    『新絶望に効く薬』(山田玲司著・光文社)より。 (映画字幕翻訳者・戸田奈津子さんと著者・山田玲司さんの対談から) 【戸田奈津子:「ちょっと話戻るけど、今の好きなこと。若い方へのアドバイスを」 山田玲司:ぜひ 戸田:「すごいいい話があんのね。ジム・キャリーなんですよ。ジム・キャリーが来たときに、ほんとに今でも忘れませんけど、あの人は今名優になりました。コメディじゃなくてお芝居もする。最初は『マスク』かなんか。顔面芸っていうの? へんな顔つくって笑わしたでしょう。日に来て記者会見でその顔面芸を披露したの。隣で、顔の皮膚がゴムみたいなんですよ。で、自由自在に伸びたりして、いろんな顔。で、ハンサムなのあの人。スラーっとかっこよくって、それがああいうふうなおどけた顔をするわけです。で、もうほんとに信じられない顔になるわけ。そうだもんで、私が記者会見が終わって、どうしrてあなたの顔ってよくゴムみたい

  • 活字中毒R。

  • 喫茶ぷれはぶ - 日記

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    giffie11 2011/05/05
  • われ思ふ ゆえに・・・

    ばたばたしていて、昼休みに入るのが三十分遅れた……のはいいのだが、休憩室のドアを開けて、しまったと思った。先輩のA子さんがまた「オッサン、オッサン」と連呼している。 オッサンとは彼女の夫のこと。彼がいかに不快でストレスを与えてくる存在であるかを、A子さんはお弁当をべながらしょっちゅうみなに話して聞かせるのだ。 ひそかに「ジャイアンリサイタル」と呼ばれているそれが始まると、私は「歯磨きしてこようっと」「記録ができてないからお先に」などと言って仕事に戻ることにしている。でも、今日はそれができない。 自分で言うのもなんだが、私は人の話を聴くほうだと思う。 興味のない話だと上の空なのが見て取れる人がいるが、もちろんそんなことはしない。自慢話やのろけ話でも「マウント取ってんの?」なんて思わず、ちゃんと相槌を打つ。 しかしながら、パートナーの悪口だけは別。 「あなたにとってはデトックスなんだろうけど

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    giffie11 2011/05/05
  • セクサロイドは眠らない

    MAIL My追加 All Rights Reserved ※ここに掲載されている文章は、全てフィクションです。 ※長いこと休んでいてすみません。普通に元気にやっています。 ※古いメールアドレス掲載してました。直しました。(2011.10.12) ※以下のところから、更新報告・新着情報が確認できます。 → [エンピツ自由表現(成人向け)新着情報] ※My Selection(過去ログから幾つか選んでみました) → 金魚 トンネル 放火 風船 蝶 薔薇 砂男 流星群 クリスマス 銀のリボン 死んだ犬 バク ドラゴン テレフォンセックス 今、キスをしよう 俺はさ、男の子だから 愛人業 DiaryINDEX|past 僕はまだその時は大学生であまりにも世の中のことを知らなくて、彼女は40歳を少し過ぎたぐらいで離婚して小学生の娘さんを一人で育てていた。バイト先で知り合って、おしゃべりしていたら楽し

    giffie11
    giffie11 2011/05/02
  • 『エンピツ』

    エンピツは「読む」機能とデザインの自由度に重点を置いた日記スペース。あなただけの日記のカタチを見つけてください。

  • 20年前と今の『はじめてのおつかい』の変化 - 活字中毒R。

    『いつやるか? 今でしょ!』(林修著/宝島社)より。 (『東進ハイスクール』のカリスマ講師・林修さんが2012年に書かれたの一部です) 【ずいぶん前に。高校の先生と現代文の指導について話していたときのことです。生徒の成績表を見ながら、あれこれ話していたのですが、そのとき妙なことに気づきました。 上位の生徒は「明子」、「良子」、「宏美」など普通に読める名前が圧倒的で、特に「子」がつく名前が多いのです。一方、下位になればなるほど「これなんと読むんですか?」と聞かなければならないような「難読」名が増えるのです。かなりの数のクラスがありましたが、すべてそうでした。 「こういう難しい名前の生徒の親は、クレームも多いんですよ」 高校の先生は、そうもおっしゃっていました。僕は、これは単なる偶然ではないと思っています。 親は自分の子どもが立派な人間になることを願って名前をつけます。あくまでも究極の目的は

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