さすが谷さん、審判がどうの、JUDOがどうの、出産がどうのなど、あらゆる不利・逆境を一切言い訳にせず、見事世界選手権7度目の金メダルを獲得してくれました。 今大会は「柔道」と「JUDO」の違いが鮮明に表われ、日本勢にとっては非常に厳しい流れが続いていました。しかし、常に勝利だけを追い求める谷亮子さんには、そんなこと「今更」という話でしょう。谷さんは、バルセロナ五輪の決勝では諸手刈りで敗れ、アトランタ五輪の決勝では柔道着を左前に着るというケー・スンヒの奇策に敗れ、若くして史上最強の実力を持ちながら辛酸を舐めてきたお方。それを乗り越え確実に勝利を掴むために、本来のスピードを生かし一本を取る柔道から、徹底した組み手争いからポイントアウトを狙う柔道に進化してきたのです。JUDO対策など、すでに谷さんは15年前に通過した位置なのです。 まともにガッチリ組めば、谷さんの圧倒的な実力で一本負け。レス