中国の拒否、審理に影響せず=南シナ海仲裁手続き−比外務省 南シナ海を見詰めるフィリピン軍兵士=6月、フィリピンのパグアサ島(AFP=時事) 【マニラ時事】中国が南シナ海の領有権に関する国際仲裁手続きを拒否する文書を発表したことについて、フィリピン外務省報道官は8日、中国が参加しなくても、仲裁裁判所の審理には影響しないと表明した。AFP通信が報じた。 報道官は、中国に外交圧力をかける手段としてフィリピンが仲裁手続きを利用していると非難する見方を否定。「仲裁手続きは(南シナ海紛争に対する)永続的な解決方法になる」と強調した。 中国政府は7日、「仲裁裁判所には管轄権はない」と主張、仲裁を受け入れない考えを示す文書を発表していた。(2014/12/08-21:50)2014/12/08-21:50