三菱ケミカルと旭化成は、2019年5―6月に共同運営する水島地区(岡山県倉敷市)のエチレンプラントを臨時修理する。今後の安全・安定操業に向けて製造設備の一部に不安があり、予防措置として1カ月強停止して総点検する。エチレンなどを使う誘導品プラントの定期修理の時期に合わせることで、原料供給を停止する影響を最小限に抑える。 両社が折半出資する三菱ケミカル旭化成エチレン(東京都千代田区)は、水島地区のエチレンプラントをいったん止めて設備を点検する。必要に応じて設備の補修などを行う。臨時修理は19年5月22日から6月25日まで。 石油化学品原料を供給する両親会社の誘導品プラントの定期修理に合わせるほか、在庫の積み増しなどで計画外停止は回避する。 同プラントはエチレンの年産能力(非定修年)が56万7000トンで、国内全体の8・3%を占める。16年4月に三菱化学(現三菱ケミカル)と旭化成が水島地区にそれ