36作目のヒレとジャケットを付けて泳ぐアカウミガメの「悠」=5日午後、神戸市立須磨海浜水族園(撮影・風斗雅博) 両前脚の一部をなくした雌のアカウミガメ「悠」に人工ヒレを装着させる実験を続けてきた神戸市立須磨海浜水族園は5日、完成形となる36作目の人工ヒレを披露した。2009年から試行錯誤を重ねてきたヒレの製作は、これで終了。6日から一般公開される。 悠は08年に紀伊水道で保護された。前脚の約半分はサメに食いちぎられたとみられる。NPO法人「日本ウミガメ協議会」(大阪府枚方市)や義肢メーカーなどが海に帰すことを目標にプロジェクトを開始。その後、同園なども加わり、取り組みを進めてきた。 この日は、メーカーの担当者らが36作目のヒレについて、けがをする前の8割まで泳ぐ力を取り戻せることなどを説明。プラスチック製の最新ヒレとゴムのジャケットを装着した悠が水槽に放された。 5月下旬まで同園で飼育。夏
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