原油の生産量を増やす手段として二酸化炭素(CO2)が注目を集めている。油田に送り込むCO2の圧力で原油の回収率を高め、温暖化ガスの削減にもつなげようとの試みだ。本格導入を計画するアラブ首長国連邦(UAE)では外国石油会社の売り込みが過熱し、この技術の有無が油田権益の獲得や更新を左右する条件となりつつある。UAEのアブダビ首長国で巨大油田の権益更新手続きが進んでいる。アブダビ政府は米エクソンモー
リビア・シルト(Sirte)で、カダフィ軍と反カダフィ勢力との戦闘で壊滅的な被害を受けた市内の様子(2011年11月6日撮影)。(c)AFP/JOSEPH EID 【11月10日 AFP】アフリカ・モーリタニアの国営通信社モーリタニア通信(ANI)は9日、北アフリカを拠点とする「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(Al-Qaeda in the Islamic Maghreb、AQIM)」が、リビアのカダフィ政権の保有していた兵器の一部を入手したとのAQIM幹部の発言を伝えた。 アルジェリア出身のモフタール・ベルモフタール(Mokhtar Belmokhtar)幹部は、ANIに対し「われわれは、アラブの春の主な受益組織の1つだ。したがって、われわれがリビアの兵器を獲得するのは極めて自然なことだ」と語った。また、AQIMについて、カダフィ政権を打倒し新生リビアを暫定統治する「国民評議会(
【ニューヨーク支局】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は22日、リビアの元最高指導者カダフィ氏と行動を共にしていた側近、マンスール・ダウ氏のインタビューを掲載した。 ダウ氏によると、カダフィ氏は、8月21日に陥落直前の首都トリポリを離れ、側近ら約10人を連れて、カダフィ派拠点だったタルフナ、バニワリードを経て中部シルテに向かった。カダフィ氏は北大西洋条約機構(NATO)の空爆を「非常に恐れていた」という。 一行は逃走中、空き家になった民家を数日おきに転々とし、警護の兵士が盗んできたコメやパスタで飢えをしのいだ。カダフィ氏はシルテでの逃亡生活が次第に耐えられなくなり「なぜ電気が切れている」「なぜ水がない」などとこぼしていた。ただ、側近が国外脱出を勧めても取り合わなかったという。
印刷 関連トピックスリビア リビアの最高指導者だったカダフィ氏の死亡をめぐり、ロシアのラブロフ外相は21日、ジュネーブ条約に記された人道法規に違反する可能性があるとして国際的な調査を求めた。「カダフィ大佐は捕虜となり、けがをしていた。そうした場合は殺害してはならない」と述べた。さらに、北大西洋条約機構(NATO)による空爆は国連安保理決議の範囲を逸脱していると批判した。 リビアの国民評議会は、カダフィ氏はカダフィ派と反カダフィ派の戦闘中に頭に被弾したと説明しているが、拘束後に意図的に殺害された可能性も出ている。 ロシアはこれまでも、NATOの対リビア軍事介入を可能にした安保理決議の目的は、あくまで一般市民保護のための飛行禁止空域の設定だと主張してきた。ラブロフ外相はこの日、ロシアの主要3ラジオ局とのインタビューで、今回のカダフィ氏の車列への空爆に対しても「安保理決議に合致していない」
リビアの首都トリポリ(Tripoli)で最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐(当時)との会見に臨むコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国長官(当時、2008年9月5日撮影)。(c)AFP/MAHMUD TURKIA 【10月21日 AFP】米国のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前政権下で国務長官を務めたコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)氏が、近く発売される回顧録の中で、20日に殺害されたリビアのムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐から「アフリカのプリンセス」と呼ばれるなど「少々不気味な執着」を向けられた体験を語っている。 ニュースサイト、デーリー・ビースト(The Daily Beast)は20日付で、ライス氏の回顧録『No Higher Honor(最高の栄誉)』から、2008
◇「撃つな」懇願後、降伏 【エルサレム花岡洋二、サヌア和田浩明】首都トリポリ脱出を8月24日に宣言してから約2カ月、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐が20日、死亡した。「アフリカの王の中の王」と呼ばれた独裁者は生まれ故郷のシルトで最後を迎えた。今後、反カダフィ派で構成する「国民評議会(NTC)」は民主化移行を加速させる方針だが、これまで「反カダフィ」で結束してきた評議会内部での主導権争いも激化、その船出は容易ではない。 現地からの報道を総合すると、反カダフィ派のシルト攻撃は午前8時ごろに始まり、最後の攻防は約90分間続いた。北大西洋条約機構(NATO)の軍機は、シルト付近を走行中のカダフィ派の軍用車を空襲。車両100台がシルトから離れようとし、カダフィ大佐はその中の1台にいたとの情報もある。 カダフィ大佐は排水溝トンネルに潜んでいたところを反カダフィ派の戦闘員が発見、拘束した。その後、
20日、リビア中部シルトで、カダフィ大佐が潜んでいたという下水管を指さす反カダフィ派の兵士(写真は一部、画像処理しています)(ロイター) 【カイロ=大内清】カダフィ大佐を生け捕りにした後、殺害した-。リビアの反カダフィ派代表組織「国民評議会」のダゲイリー国防相は20日、記者会見でこう明かした。国際刑事裁判所から逮捕状も出ている大佐については、政権による人権侵害やデモ弾圧の実態解明のためにも司法の裁きを望む声が強かったが、反カダフィ派兵士らの「憎悪」を押しとどめることはできなかったようだ。 現地での報道や同派部隊兵士らの証言を総合すると、大佐はシルト市内にある、下水道のようなトンネル内に一部の側近とともに潜伏していた。 部隊は20日、銃撃戦で大佐の警護兵を殺害し、血を流しながらも生きた状態で横たわる大佐本人を発見、一部兵士が額や胸部に銃弾を撃ち込んだ。大佐は、金製の拳銃を所持していたという。
10月20日、リビア暫定統治機構の国民評議会当局者は、元最高指導者のカダフィ大佐が、拘束時に受けた負傷によりシルト近郊で死亡したと明らかにした。写真は昨年11月、トリポリで撮影(2011年 ロイター/Francois Lenoir) [シルト(リビア) 20日 ロイター] リビア暫定統治機構の国民評議会(NTC)当局者は20日、元最高指導者のカダフィ大佐が、拘束時に受けた負傷によりシルト近郊で死亡したと明らかにした。 これより先、NTCのAbdel Majid氏はロイターに対し、カダフィ大佐の身柄が拘束されたと述べていた。北大西洋条約機構(NATO)の戦闘機による攻撃から逃れようとした際に、両脚を負傷したとしていた。 「カダフィ大佐は頭部も負傷していた」とし、「カダフィ支援部隊に対し激しい銃撃が加えられ、大佐は死亡した」と述べた。 同当局者の発言について、正式な確認はこれまで取れていない。
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