印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力福島第一原発で29日、使用済み燃料プールや原子炉の冷却装置で水漏れが相次いだ。冷え込みで冷却装置の内部や流量計の辺りで水が凍結したためとみられる。プールや原子炉の冷却に影響はないという。 水漏れがあったのは、4号機の使用済み燃料プール代替冷却装置。午前9時35分、プールの水の熱交換に使っている2次系の冷却水のポンプで警報が鳴って停止した。漏れた箇所の弁を閉じて約1時間半後に再起動した。漏れた水は近くのダムの水で放射性物質はほぼ含まれていない。プール水温は停止前後とも21度で変わりはなかった。 午前9時50分ごろには、非常用の原子炉注水ポンプの流量計のあたりから水漏れしているのを東電社員が見つけた。約5分後に水漏れを止めた。このポンプは非常用で注水に影響はないという。漏れた水は浄化処理後の水だが、近くの側溝に流れ込んだ跡があるため、海に