スズメバチを見てみると、ウエストがくびれていますよね。なぜなのでしょう。それはハチが進化していく過程で獲得してきた形態と考えられます。 ◎広腰亜目→細腰亜目・・・寄生バチ→狩バチ→花バチ (カリバチ、ハナバチなどは、狩をするなどの行動的特徴によって付けられたグループ名なので分類学的なまとまりには対応しない) 広腰亜目と細腰亜目 まず、膜翅目の昆虫(ハチとアリ)は、広腰亜目(ひろこしあもく・こうようあもく)と細腰亜目(ほそこしあもく・さいようあもく)に分けられます。 ウエストがくびれているのは細腰亜目のハチとアリです。 くびれている部分は、胸部と腹部の間ではなく、腹部の第一節と第二節の間がくびれているのです。 ハチたちは、胸部を大きくすることによって、他の昆虫より大きく長い飛翔筋を持つことなり、飛行能力を向上させたのです。 幼虫の食性と体型変化 (1)広腰亜目のハチ 広腰亜目のハ