<概要> 戦略核兵器削減条約(START)の成立で、米国と旧ソ連の核兵器は廃棄、解体されることになり、その結果、大量の余剰プルトニウムが生じることになった。このため米国では、エネルギー省(DOE)が議会の命令で核兵器解体プルトニウムの処分方法の研究を行い、1993年7月に出されたフェーズI報告書では、兵器用プルトニウムを発電用原子炉燃料として変換して使用するのが最も経済的と結論されている。また1993年9月には議会技術評価局(OTA)が、また1994年1月には全米科学アカデミー(NAS)がそれぞれ報告書を出し、いずれもガラス固化して地層処分するのが最も経済的で、新型液体金属炉(ALMR)で核種変換処理するのは、多くの時間と費用を要するとしている。 <更新年月> 1998年05月 (本データは原則として更新対象外とします。) <本文> 冷戦の終結は、長年にわたる核兵器削減交渉の成果を加速