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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/joyce (6)

  • ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

    マスク、手洗いから肥満率やビタミンDまでーー長年東京に暮らし、現在は母国イギリスで暮らす筆者が頭を悩ませた、イギリスよりはるかに東京のコロナ被害が少なかった理由> 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)当初、僕はそんなに心配していなかった。なぜなら、ここイギリスのロンドンよりずっと前に東京では感染拡大が始まっていて、そして東京ではそんなに大ごとになっていなかったからだ。東京にもロンドンにもどちらにも暮らしたことがある者として、僕は確信していた。東京のほうがウイルスの広がる条件はそろっている、だから東京でそんなに深刻な事態になっていないのなら、ここイギリスでそう深刻になるはずがない、と。 第1に、ウイルスは都市ではより急速に広がるものだし、「東京」は周辺のあらゆる都市の頂点だ。僕は東京を、3000万かそこらの人口を抱える複合都市(川崎市や横浜市、さいたま市などを含む)と見ている。ロ

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった
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    gimonfu_usr 2020/06/02
     HLAの解析やるらしい。/
  • 階級社会イギリスに「コロナ格差」はなし

    <国家の危機に際して特権階級が率先して危険な任務を果たしてきた伝統が、イギリスでは今も残っている> オックスフォード大学のクライストチャーチ・カレッジの壁には、461人の名前が刻み込まれている。第1次大戦で命を落とした239人と、第2次大戦で亡くなった222人の同カレッジ出身者たちの名前だ。1年にほんの200人ほどの男子学生しか入学を許されないカレッジにとってこの数字は、一世代ちょっとの期間に驚くほどの犠牲者を出したことを意味する。 クライストチャーチはエリート中のエリート校で、オックスフォード大学のカレッジの中で最高峰であり、イギリスの最高特権階級や超富裕家庭の子息が通う場所。この壁に刻まれた戦争記念碑は、こうした最も「幸運に恵まれた」若者が、アンバランスなほど過度に、国のために戦って死んだことを思い起こさせる。 よくありがちな戦争のイメージは――第1次大戦の場合は特に――貴族階級の将校

    階級社会イギリスに「コロナ格差」はなし
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    gimonfu_usr 2020/05/15
    ( /公衆衛生 ) ( エドウィン・チャドウィックの精神だよ! 〔wikipediaの受け売りダケド!〕)
  • 移民問題が「タブー」でなくなったわけ

    ここ数年、僕たちイギリスの国民は、一部の政治家からこんな寛大な言葉を聞かされてきた。移民について懸念するのは、決して人種差別なんかではないですよ――。 こんな「お許し」が出たのは、大きな変化だ。10年以上にわたり、多くのイギリス人が移民の大量流入に懸念をおぼえながらも、そんな心配を口にしようものなら非難されてきたのだから。僕の友人の1人も、大量の人々を外国から輸入するという事実上の「政策」をずばり批判したために、事あるごとに人種差別主義者だと非難されていた。 僕は、もっと慎重に発言するようにと彼をたしなめたこともあった。それに正直に言うと、数年前ならこのブログにこんなことを書くのすらためらわれただろう。 イギリス政治に関心のある人なら、2010年の総選挙でのあの出来事を覚えているかもしれない。当時のゴードン・ブラウン首相が遊説中、テレビカメラの前である熱心な労働党支持者の女性から移民問題に

    移民問題が「タブー」でなくなったわけ
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    gimonfu_usr 2014/07/18
    ("移民のデメリットの影響を受けるのは、ほとんどがいわゆる低階層の人々" )
  • 戦没者を悼むポピーが意味するもの

    BBCニュースを見た日人の友達から質問されたことがある。テレビに映るイギリス人がみんな、小さな赤いバッジを着けているのはどうして? 11月だったから、僕はすぐにピンときた。イギリス人が英霊記念日の近辺で身に着ける「ポピー(ケシ)」のことを言っているのだ。退役軍人のために募金をすると、引き換えに造花のポピーをもらえる。これを着けていると、戦没者に感謝の意を表することになる。 このポピーはイギリス人にとってはあまりに当たり前だったから、日人の友達がそれに目をとめて、わざわざ質問してきたことに興味を引かれた。 僕達が生まれる前からずっと、11月11日の英霊記念日が近づくとイギリス人はポピーを胸に飾り、この日に最も近い日曜日には全国で慰霊式典が行われてきた。 ところが友達から指摘されたことで、僕はこのイベントがかなり肥大化していることに気付かされた。今ではテレビ出演者は全員必ず、とりわけ英霊記

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    gimonfu_usr 2012/12/08
    11月11日の英霊記念日/ 英霊 /  英国 / 2011年12月04日  /
  • それでもBBCを賞賛する?

    イギリス以外の国にいるとき僕は、イギリスのテレビ局BBCが好きだと人からよく聞かされる。ニューヨークに住んでいたときは特にそうだったが、東京でもそんなことがよくあった。BBCの国際放送が、アジアやアフリカの国々でどんなに賞賛されているか、というようなことを友達から聞かされた。 ニューヨークにいるときは、初めのうち僕はこう疑ってかかった。BBCをほめたたえるのはつまり、国際人のニューヨーカーが「洗練された自分」を気取って演出するための小道具なんじゃないか? でもアメリカテレビ報道を目にして、BBCがアメリカのニュースをはるかにしのぐ報道の質と客観性を追求していることがよく分かった。アメリカテレビ局各社は民営で採算重視だが、BBCは公共放送だからというのも理由の1つかもしれない(念のために言っておくと、新聞の事情はまるで違う。僕はアメリカの主要新聞各紙を高く評価している)。 個人的には、B

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    gimonfu_usr 2012/10/22
    ( やはり清盛の8パーセントを、なんとか…)( BBCと、うちの民放のどれかを交換したったらええやん。ありがたみが、わかるよ )
  • 背筋も凍る売れ残り本の運命 | A Stranger in England | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    ニューヨークに住んでいたとき、僕は週に1度はストランド・ブックストアに立ち寄って、店内を見て回ったりを買ったりしていた。広くて棚にはがぎっしり並び、興味深いお値打ちがどっさりあって、とても魅力的な店だった。 でもこの店は普通の書店じゃなかった。定価で売れなかったり、通常の店舗ではもう売れなくなってしまった「売れ残り」を集めた店だったからだ。 この店は世界で一番面白い「売れ残り書店」じゃないかと思えることがある。マイナーな有名人の最新の自伝が刷り過ぎて余ってしまった、なんていうタイプのではなく、ストランドには知的で活力に満ちたがたくさんあった。こういうは、世界中のどこよりもきっと、マンハッタンで買い手に巡り合えるはず――というのがこの店のコンセプトではないかと思う。 確かに、僕は素晴らしいの数々に出会った。例えばビリー・ザ・キッドの伝説の多くを突き詰めたディープな伝記や、世間

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