東京電力福島第1原子力発電所に大量の汚染水がたまり続けている問題で、原子力規制委員会は今秋にも、汚染水から取り除くのが難しい放射性物質トリチウム(三重水素)の水産物への影響調査を始める。原発周辺の魚介類の体内濃度を定点観測し、濃度変化を確かめる。規制委の田中俊一委員長は24日の記者会見で「きちっと処理して、放出濃度基準以下になったものを放出するのは、避けられない。影響は長期的に調べていく必要が
東京電力は5日、福島第1原発の循環注水冷却について、来年春から夏までに1~3号機ごとに処理水を循環させる方針を明らかにした。現在、システム全体の配管は全長4キロに及び、水漏れなどによる運転の中断が続いたため、より小さく循環させることで安定的な運用を目指す。 循環注水冷却は、各号機の建屋などにたまった高濃度の放射性物質を含む汚染水を複数の海外企業による除染装置などを経て再び原子炉に注水している。処理した水を注水する本格稼働を6月27日に始めたが、稼働直後から配管の水漏れなどで運転中止が相次いだ。今月2日からは処理水すべてを注水して汚染水が増えない完全な循環注水が続いている。 また東電は5日、1~4号機の汚染水が海洋に流出するのを防ぐため、取水口に鉄筋コンクリート製の仕切り板(重さ4560キロ、厚さ32センチ)計109枚の設置を終了したと発表した。 松本純一原子力・立地本部長代理は「万が一汚染
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