〈クアラルンプール〉 マレーシア三菱東京UFJ 銀行は4月30日、ブルネイ・ガス・キャリアーズ(BGC)の液化天然ガス(LNG)メンブレン船建造向けのイスラム金融方式によるプロジェクト・ファイナンスを取り纏めたことを明らかにした。同行によると、邦銀主導のイスラム金融方式のプロジェクト・ファイナンスとしてはこれが初めてとなる。 マレーシア三菱東京UFJ がブルネイの大手イスラム専業銀行であるバンク・イスラム・ブルネイ・ダルサラーム、欧州三井住友銀行、HSBC と共に実施するもので、融資総額は1億7,000万米ドル(約44億8,782万円)。マレーシア三菱東京UFJは5,600万米ドル(約14億7,830万円)を融資する。融資期間は12年で、5月に調印する予定。 BGCが新たに発注するのは、韓国・現代重工業製の15.5 万立方メートルのメンブレン船で、2014年10月に引き渡しの予定。東京電