【日本経済新聞社】喜多 恒雄社長 〈景気〉 喜多 わが社の広告収入も想定を上回って落ち込んでいます。インターネット に広告が流れていることや、企業が海外で経済活動することが多くなると海外 で打つ広告の比率も高まりますから、国内の総広告量が減少するということは わかっていました。ところが、その対策を練っている段階で、景気が急速に悪化 新聞社としては、広告収入がこれだけ落ち込むと、コスト構造を改善するととも に、新たな収入源を探さないと生き残っていけません。いまは広告が大きく回復 することはないという前提で、収益源を確保しようと考えています。 〈3社提携〉 喜多 読売新聞社や朝日新聞社が千葉や香川で実施しようとしている印刷委 託は、今後も全国に広がっていくと予想されます。日経の場合、すでに神戸新聞 や中国新聞、山陽新聞、南日本新聞、北海道新聞などに印刷を委託していま す。沖縄でも琉球新報で