【ワシントン=勝田敏彦】米タイム誌は最新号で、今年最高の発明1〜50位と最低の発明五つを掲載した。最低の発明には「ガスマスクとしても使えるブラジャー」などと並び、オムロン(本社・京都)が開発した笑顔をチェックするシステム「スマイルスキャン」を選んだ。 接客サービスの向上などが狙いのシステムで、カメラ映像の中から顔を認識して「笑顔度」を0〜100%で測定する。オムロンによると、鉄道会社の駅員や病院の看護師らに利用が広がっており、同誌電子版は「最高の表情を作るため、ソフトウエアに顔をスキャンされる日本の大手私鉄社員」の写真も掲載した。 最高の発明の1位には、月有人探査などを目指す米航空宇宙局(NASA)の次世代ロケット「アレス」を選んだ。NASAは10月末、アレスの有人ロケットの模擬機「アレス1―X」の打ち上げに成功している。 また、25位には日産自動車が8月に発表した電気自動車「リーフ