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平野啓一郎に関するginyuuのブックマーク (5)

  • 特集ワイド:日本よ!悲しみを越えて 作家・平野啓一郎さん - 毎日jp(毎日新聞)

    <この国はどこへ行こうとしているのか> ◇「まじめに」「地味に」--平野啓一郎さん(36) 「震災後、日には複数の時間の流れが生じました」 東京都内のホテル高層階の喫茶店で、作家の平野啓一郎さんは、東日大震災後の「時間の流れ」について語り出した。眼下のビルの窓からは人々が淡々と働く姿が見え、自動車が整然と流れていく。震災で大きな被害を受けなかった東京は、既に日常の時間を取り戻したように見える。 「宮城や岩手の時間と東京、西日の時間、そして福島の時間。震災前は日全体がある程度一つの時間で動いていましたが、震災後はそれぞれの時計の針がバラバラになってしまったと感じます。何か悲惨なことが起きた後、その出来事が終わると、やっと日常の時間が動き出します。宮城や岩手は悲惨な津波被害を受けましたが、津波自体は終わって日常が動き出しつつある。しかし深刻なのは福島の時間です。原発事故が終わらないから

    ginyuu
    ginyuu 2011/11/20
    強く共感。
  • 時々思い出すこと - 平野啓一郎 公式ブログ

    今年はショパン生誕200周年というわけで、年明けからあちこちで色んなことに関わっていますが、『葬送』というと、今でも思い出すことがあります。 まだ文庫が出る前でしたから、多分7年前くらいのことです。 とある女性から手紙をもらったのですが、その中にこんなことが書かれていました。 自分の夫はガンで、余命数ヶ月と宣告されている。その夫が、『葬送』が大好きで、残された時間をもう一度、『葬送』を読むことに費やしたいというので、大学生の娘と、毎日交代で、病室で朗読してあげている、と。 作家として、こんなに光栄なことはなく、勿論、うれしかったのですが、どんなに愛着のある自信作であったとしても、自分の書いたものにそれほどの価値があるのだろうかと、正直、深く考え込みました。ご人の意志とは言え、もっと他のことに時間を使ってもらった方が良いのではないか、と。 今でこそ、ツイッターで読者とも気軽にやりとりをし

    時々思い出すこと - 平野啓一郎 公式ブログ
  • ITを活用した所得の再分配システム - 平野啓一郎 公式ブログ

    先週出演した「クローズアップ現代“助けて”と言えない〜共鳴する30代〜」は、反響の大きかった去年の番組の続編でした。 今の30代についての僕の考えや思いは、前回のコメントと、それを補足したブログ http://d.hatena.ne.jp/keiichirohirano/20091011/1255223063 をご参照ください。 親に自分の窮状を話せないという心情は、親の前での分人、あるいは親の自分に対する分人に、社会的に苦境に陥っている自分の分人の存在を「混ぜたくない」、「リンクさせたくない」という意味で、よく理解できます。 『ドーン』でも、明日人と今日子という夫婦を通じて、僕は、その人といる時の自分の分人が、一番「生き心地がいい」、一番「好きだ」と思っている時、その相手に、トラブルの渦中にある分人を知ってもらうべきかどうかという問題を描きました。 僕の意見は、分人は、関係空間ごと、環境

    ITを活用した所得の再分配システム - 平野啓一郎 公式ブログ
  • 電子書籍としての小説 - 平野啓一郎 公式ブログ

    サイン会などで、よく、もっとブログを更新してください、と言われるのですが(笑)、twitterは、なぜかほとんど毎日、続いています。https://twitter.com/hiranok 仕組みが分からないと、見づらいと思いますが、僕は解説書を読んでよく分かりました。 ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書) 作者: コグレマサト,いしたにまさき出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2009/10/09メディア: 新書購入: 28人 クリック: 529回この商品を含むブログ (133件) を見る 瀬戸内寂聴さんがケータイを始められた頃、メールを初めとする諸機能を楽々使いこなされているので、失礼ながら、スゴイですね、と言うと、説明書を最初から最後まで全部読んだとおっしゃってました。「わたしは小説家だから書いてあるものを読めば分かるのよ。」とのこと。 ネット上にも

    電子書籍としての小説 - 平野啓一郎 公式ブログ
  • 巧みに生きるか、善く生きるか、…… 平野啓一郎公式ブログ

    公開時の宣伝用に何かコメントをもらえないかと、『善き人のためのソナタ』という映画のDVDが配給会社から送られてきて、週末に観たのですが、これが当にいい作品でした。 詳しくはこちらをどうぞ。 http://www.yokihito.com/ 内容は深刻ですが、がんばって見なきゃいけないという感じがなくて、色々なことを考えているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいます。その意味でも、見せる技術が高い映画だなと感心しました。 この映画のテーマは、僕なりにザックリと解釈すれば、「人は巧みに生きるべきか、それとも、善く生きるべきか」ということです。これは、決して冷戦時代の旧東ドイツに限ったことではなく、現代の僕たちにもそのまま当てはまる非常に大きな問題だと思います。 個人的に、この問題について意識的に考えるようになったのは、今月末発売の『あなたが、いなかった、あなた』に収録されている「『フェカン

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