◇ HAYASHIDA Arata (arata1002) - Twitter 1.今、写真洗浄の流れで話題にしていたのはこの論文。Thierry de Duve, “Time Exposure and Snapshot: The Photograph as Paradox,” October, no. 5, 1978 2.ド・デューヴがこの論文で議論しているのは、写真を知覚するのには二つのモードがあるということ。一つは写真を出来事として見ること、もう一つは画像として見ること。 3.前者を、写真を「指標(現実を指し示すもの)」として見ること、後者を、写真をもはや過ぎ去ってしまった過去の痕跡として見るということと言い換えても良い。 4.写真洗浄は恐らく後者の観点から考えることができる。あれらの写真群が僕達にある種の情動を引き起こすのは、そこに写っている人々が亡くなってしまった(かもしれない)