オークションサイト「ヤフオク!」には、自治体が無償配布したとみられるヘルプマークが出品されている=2022年6月15日午後0時15分、同サイトより 外見からは分かりにくい障害や病気などがあり、サポートや配慮が必要なことを周りに知らせるための「ヘルプマーク」。誕生から10年目となり、全国的に利用は進んだが、フリマサイトで売買されるなど、本来の意図とは異なる使い方をされるケースも出ている。普及団体の関係者は「本当に必要な人が助けを得られるよう、正しく使ってほしい」と訴える。【山本萌】 “見えない”障害や病気のある人が使用 ヘルプマークは、人工関節を使ったり、心臓や呼吸器などの内部障害があったり、妊娠初期であったりといった、外見では分からなくても配慮や助けを求めている人のための印。赤地に白い十字とハートが共通デザインで、かばんや服に付けるためシリコーン製などのタグになっている。この他に、カードケ